AboutVERENA について

より美しく、より快適なドレスを。
VERENA は、プロの演奏家の方々がステージで着るドレスに抱いている様々な想いを叶えるべく、
服づくりのプロのノウハウを生かした「演奏家のためのドレス」を提供します。

CommitmentVERENA のこだわり

ドレスを着て運動をするという事は普通ありえないことと思いますが、クラッシックの演奏はまさにドレスを着て運動をする事だと思えます。
楽器を奏でる風景を見ると優雅な雰囲気を保ちつつ、額に汗の玉を浮かばせているのはしばしば見受けられる処です。
より美しく、より快適なドレスを。
私達はプロの演奏家の方々がステージで着るドレスに様々な想いを抱いている事を知り、
今まで様々な服を作って来たノウハウを生かしたドレスを作る事を考えました。 そのドレスはより美しくなければならないと考え、他のドレスには無い視覚的効果と立体形状をデザインとパターンの両面から考え、 バストラインからウェストの絞り込み部分やバックウェスト部分などに独自のカッティング手法である「スラッシュパネル」を用いています。 そして最大の特徴は、ワンピース構造が基本のドレスをトップとスカートにでパレート化した事です。 これにより今までコーディネイトという普段着ている服と同じように様々な色と形の組み合わせが可能になり、服装による自己表現の幅を広げる事が出来るようになりました。 ベースになるスカートをいくつか持っていれば、順次発表される新作のドレストップを組み合わせて 新しいコーディネイトを作ってゆく事が出来ます。 ドレスをいくつも持つ事はそれだけ収納スペースが必要になりますが、従来のワンピース型ドレスに比べると スペースにして半分以下の収納スペースしかとりません。ドレストップは引き出し型のクローゼットに畳んで収納する事もできるのです。 汗をかく演奏の後のクリーニングも、ドレストップだけをクリーニングに出すか家庭で手押し洗いが出来るのでケアにかかるコストを少なくする事も可能です。

パターンについて

服を構成するパーツのラインは様々な要素によって決定されますが特にドレスは体のラインが露わになるので着用した人の印象を大きく左右する重要な要素と言えます。
私達は理想のラインはこうあるべきという定義に基づき、如何にしてそれを多くの女性に表現してもらえるかを考え原型となるモデル開発を行いました。

理想のライン

私達は世界史の中で様々に美しい彫刻が作られて来たことを知っています。しかし、その中で今の時代にも直接的な影響を与えている時代はそう多くはありません。
その時代の一つが古代ギリシャであり、その時代が生んだ彫刻群であることは多くの人々が認める処だと思います。
ビーナス像はあまりにも有名ですが、その他にも女神を表現した彫刻も多く残されており、今の時代の美の基準の一つとして存在し続けています。
我々はそれらを造形的にも感覚的にも今後表現してゆく理想として捉えました。

美しさは背中から

理想のラインを端的に表現するならばバスト、ウェスト、ヒップをつなぐ女性らしいラインとなりますが、このラインは2次元ではなく3次元で表現される為に360°の全周囲から見たバランスの良さが必要になります。
俗に言われるウェストのくびれですが、体の正面から見てウェストがくびれている事はあまり無く、後ろ脇のラインが意識しているくびれに当たる部分です。

トライデントパネル

このラインを美しく表現することがフロントスタイルの美しさにつながるので、いかにここをバランス良く見せるかを工夫したパターンを作り出す為に試行錯誤を繰り返しました。
その結果、通常は2面のパターンで作成する脇と背中ですがここにもう1面、広背筋を意識した逆三角形のパターンを立体的に組み合わせる事で、見え方が煩雑にならない様にしながら美しい立体を表現する事が出来たと考えています。

トライデントパネル

スラッシュラインカッティング

ウェストがくびれて見えるという事は立体造形としてそうあるという事と、視覚的にそう見えるという事はある程度の相関関係があるものの視覚効果を利用してそう見せる、という事が可能です。
具体的にはバスト方向からウェスト方向にかけて収束していくラインをつけるという事になりますが、これをドレスのパターンに応用して錯覚による造形の変容をさせています。
これは、必然的に斜めのカットラインのパーツを縫い合わせるという事になるのですが、布の縦横方向の縫い合わせと比較すると技術力が必要になります。これは斜めにカットされた生地は伸びやすいと言う特徴がある為です。

スラッシュラインカッティング

シリングセット

バストの造形は女性らしさの象徴ともいえる為にそれをどの様に布で包み込み表現するかはとても重要です。女性特有の豊かさの象徴多くのドレスはこの表現を単純にバストトップを通るラインで表現していますが、私達はよりこだわり、わざとバストトップラインを外して丸みを強調しました。
これはメンズのジャケットなどで行われるパターン操作で、平面な布を立体化してフォルムを作り出し、パーツで分断されない自然な曲面を作りたい時に使われる比較的高度な技法です。
オートクチュールのドレスなどにも用いられる為に一定以上の技術力のあるアトリエでなければ作る事が出来ません。

シリングセット

Greetingごあいさつ

デザイナー 高石 薫

演奏用ドレスとしてのユーティリティと美しさの両立

高級素材であるシルクで作ったドレス。汎用性の高いポリエステル素材のドレス。
物としてどちらが良いのか?と考える前にどの様な用途でどの様に使うのかによって考えなければなりません。
私達はクラッシックも含めた演奏家は芸術家であり、アスリートであると考えています。
楽器の演奏は長時間にわたりかなりの体力を消耗します。
ある時はかなりの汗をかく事になるでしょうし、ステージが連続する事もあるかと思います。演奏後のケア、連続するステージへの耐久性、演奏会場へのポータビリティなどを考えるとやはり質の良い人工繊維がマッチすると思えます。
質の良いと書きましたが、天然繊維であるウールや綿には質の良し悪しがあります。ウールであれば上にはカシミアがあり、下には再生ウールなどがあり、その手触りや雰囲気はかなりの差があります。
同じように科学繊維にも質の差があります。

科学繊維が生まれて60 年ほどが経ち、質の向上が成された結果、ファッション用途における科学繊維のクオリティは劇的に向上し高級ブランドでも普通に扱われる素材になりました。しかし、ヨーロッパの一流ブランドが扱うそれらとネットで販売される格安の服たちの素材が同じポリエステルという括りであるとしても、同じ質感や手触りであると思う人は少ないでしょう。
私達はそのような素材環境の中で自然で美しい質感を持ち、優雅なドレープを表現出来る素材を選びだしてドレスを作り出しています。
そしてそれに留まらず、より自由な発想でデザインを展開していきたいと考え、普通にファッションブランドで扱う素材を用いたドレスの展開を考えています。
自分のワードローブを見直してみたり、ファッションビルで扱われている様々な服を見たときに、この素材でドレスがあればいいのにと思った事はないでしょうか。
実際、様々な素材があふれているファッション世界に対して、ドレスの素材は多様性に欠けると思います。もっと自由なドレスの表現があれば、個々の演奏家の個性ももっと生きてくるのではないか?と考え私達は国内のファッションブランドで扱われている様々な素材の中からドレスのデザインに合った物をセレクトし使用しています。
他のドレスには無いコーディネイトドレスとしてのファッション性を生かして演奏家としてのあなた自身が輝くシーンを作り出してほしいと思います。

デザイナー 高石 薫

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